「第1回WebコンテンツJIS(JIS X 8341-3)研究会」の帰路でALT属性について某Y氏と雑談していたんですが、アクセシビリティに対応する第一歩として「ALT属性をつけよう」というのがあります。
ただ、つけるのはいいんですが〈適切に〉つけるという点では人それぞれ理解も異なり難しかったりします。
と、そのへんを某氏が『WebSiteDesign』に書かれた記事があったので引用します。
実践アクセシブルHTML – altはつけるだけじゃなくて
http://w3j.org/articles/practicalaccessiblehtml/practicalaccessiblehtml01.html
画像の代替となるテキストを書くというよりは、むしろテキストの代替として利用すると嬉しい画像
というように、(一般的に見ると) 逆の発想での見解で書かれていて非常に興味深かいです。HTMLはとどのつまり文書だという考え方にすると素直に理解できます。
たとえば、パンくずリストで「トップ > カテゴリ > 詳細」について――
音声ブラウザで読み上げると (記号類はとばすので) 「トップ」「カテゴリ」「詳細」を読み上げて終わります。
これはもともと「トップの中のカテゴリの中の詳細」を表すものです。そう考えると、「の中の」を画像 (記号) を使用して視覚的にわかりやすくしたのが「トップ > カテゴリ > 詳細」と考えられるわけです。
ニワトリ卵の話じゃないですが、もともとは文書であってそれを助ける方法として画像を使用していると理解すればわかりやすいと思います。
もちろん図表などはその逆だったりするので難しいのですが、画像ありきでALT属性を考えるものとそうでないものとがあるので不適切な文書にならないようにすることが重要ということが言いたかったのであります。