The Tao of “IA”

What’s your profession?」の続きですが、「本業」という意味でわたしの場合「IA」という言葉にこだわりたい。

情報アーキテクチャ」をWikipediaで調べると、

情報アーキテクチャInformation Architecture)は、知識やデータの組織化を意味し、「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術である。 ウェブデザインの発展に伴い、従来のグラフィックデザイン(平 面デザイン)に加え、編集・ビジュアルコミュニケーション・テクノロジーを融合したデザインが要求されるようになった。情報アーキテクチャはこれらの要素 技術を組み合わせた、わかりやすさのためのデザインである。ウェブ技術の発達に伴いその重要性が認識されているが、情報アーキテクチャの考え方自体は、紙 面デザインの頃から変わらない。

とあります。「紙面デザインの頃から変わらない」ことにちょっぴり悲しい気持ちもありますが。

IAには、

  • Information Architect/インフォメーションアーキテクト (スキル、専門職)
  • Information Architecture/情報アーキテクチャ (分野)

という2つの言葉がありますが、どちらも自分にとっては特別なものです。

Inflame Casting (Podcast)」でも話されていましたが、人間に対してアプローチする物事はすべて「最終的には人間そのもの」をどう考えるかということになるでしょうし、ともすれば「UX (ユーザー・エクスペリエンス)」という言葉で包含されがちです。もうそうなると「人間工学」なのか「UCD」なのかというように、なにをするのかわからなくなってきますが、その範囲で自分がどこに貢献するかが本質的な問題だと思います。そこでわたしは「IA」ということ言葉にこだわりたいと考えます。

これからの活動

これからの動きというか活動自体もどうするか考えていて、3つの範囲で活動をようと考えています。

  1. 個人としての活動
  2. 会社としての活動
  3. 業界や社会での活動

個人としての活動

「伝える」をテーマにしているということもあり、ブログもそうですが、執筆・連載をしていきます。すでに話をいただいているものに、Cnet Japanと技術評論社とがありますが、それぞれ対象が異なり内容も変えて「IA」というキーワードでアウトプットしていきます。

会社としての活動

組織としてのIA力をつけなければならないため、事業部やグループ横断的な集いを実施していこうと考えています。すでの2回ほど集まったのですが、4つほどのTF (タスクフォース) を実施しています。とくに新入社員研修など社員の教育に力を入れるところを今半期では取り組みます。会社主催のセミナーやイベントでの講演も積極的に参加していこうと思います。

業界や社会での活動

業界横断的な活動をしていこうと考えています。まずはカフェ的な集まりをしていこうとだれそれと計画しています。IAIという国際団体があり、日本でも数名参加されているようですが、地域別の活動のページに「Japan」を入れてもらい、正規活動としても世界にコミットしていければと考えています。

ということで、「伝える」をテーマに、「IA」をキーワードにいろいろ活動していきます。

IA
IA

タイトルの「The Tao of IA」は、「アンビエント・ファインダビリティ」を翻訳された浅野さんに命名してもらったタイトルで、イチローの野球道ならぬ「IA道」みたいな意味で使わせてもらいました。これからの自分のテーマにさせてもらいます。

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