昨年 (2005年4月) にMac OS X (Tiger) が発売されて「Dashborad」という言葉が広まり、同7月に米Yahoo! が「Konfabulator」を買収してフリーで提供していますが、このころから「ウィジェット (Widget)」という言葉をよく耳にするようになったと思う。
もともとは今とは違うもっとマニアックな意味で (?!) 使われていたんだと思うんですが、最近は一般の人にも広がってきたと感じますな。
ウィジェットを「GUIを構成するパーツ」という意味で解釈するとして、今後のGUIにおける需要と方向性を考えてみたのでメモ。
とりあえず、ウィジェットをダウンロードできるサイトをいくつか調べてみた。
Yahoo! Widgets – Get Weather, Photos, Calendar, and More on Your Mac or Windows Desktop
http://widgets.yahoo.com/
Microsoft Gadgets
http://microsoftgadgets.com/
Apple – Downloads – Dashboard
http://www.apple.com/downloads/dashboard/
Personalize Your Homepage
http://www.google.com/ig/directory
アップル – Mac OS X ダウンロード – Dashboard ウィジェット
http://www.apple.com/jp/downloads/dashboard/
上記は、Yahoo! やGoogle、はたまたMicrosoftやAppleのサイトだけですが個人のブログを含めるとYahoo! だと約333,000件、Googleだと約444,000件くらいありますね。
この「ウィジェット (Widget)」がもっと利用され発展して進化していくと、1画面をデザインすることはなくなってくるのでは (?) と思ったりします。
先行しているのが次世代のポータル (ポータル 2.0) ですね。
それぞれ上記の「ウィジェット (Widget)」を自分なりに選んで自分ポータルをつくることができます。
Google
http://www.google.co.jp/ig/
start.com
http://www.start.com/
Windows Live
http://www.live.com/
Appleの場合は、OSに組み込んでいるので1歩先行くって感じでしょうか。
Apple – Mac OS X – Dashboard
http://www.apple.com/macosx/features/dashboard/
Windows Vistaにも同じような機能が追加されるようです。
Windows Vista: The Features
http://www.microsoft.com/windowsvista/features/foreveryone/sidebar.mspx
CMSでの要素の設計もそうですし、ポータルやマイページにおける需要は明らかに「ウィジェット (Widget)」単位で編集できる方向性なんだと思います。
日ごろ仕事ではウェブサイトの画面を設計していますが、これからは1画面を設計するのではなく、「ウィジェット (Widget)」単位での設計をしていく方向に進むのでしょうかね。
ちなみに、Microsoftは「ガジェット (Gadgets)」と呼んでいるようです。