[IA] 入力インタフェースの違い

井口研究室のレポートで興味深い結果があったのでご紹介。

メニュー選択操作の習熟において入力インタフェースが与える影響

これは、木 (ツリー) 構造型メニューにおける深さと広がりの違いと入力インタフェースの違いがメニュー選択操作に与える影響を解析したもので、さらに習熟を重ねた結果の変化も調査されています。

簡単に説明するとこの調査では、「システムに習熟する前には、矢印ボタン入力型インタフェースを用いるほうが数字ボタン入力型インタフェースより探索時間が短いが、習熟の過程で評価が入れ替わることがわかった。」というもの (だと思う)。

つまり、直感的に操作しやすくするためには矢印ボタンなどは効果的ではあるが、一定の習熟を経たユーザーに対しては個別のラベリングを用いたボタンのほうが効果的だということになります。

たとえば、「NEXT」「PREV」ボタンだけよりAcrobatの「しおり」やラベリングのあるタブ方式のほうがより習熟したユーザーに対しては効果的と考えることができると思います。

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