インフォメーションアーキテクトの視点

gihyo.jpと並行してしまっていますが、それより早く話をもらっていたのがCnet Japanでの連載です。

これは5回の枠なので、少し深い話をと考えていたこともあって、第一回は「Search patterns」です。詳しくは連載記事のほうを読んでもらうとして、こういう情報をきちんと体系的に整理していくことは生理的にも好きなので、意外と時間を使っています。

どちらも「マーケティング」のカテゴリです。

Search Patterns」についての締めくくりとしては、以下のように書きました。もちろんベースはPeter Morvill氏のスライドですが、いくぶんかはボク個人の解釈を付け加えています。

インフォメーションアーキテクトの視点
インフォメーションアーキテクトの視点

検索における課題

  1. 一概に形式化できない
  2. 不確実性が高く、複雑な依存関係を持つ
  3. 要件が不完全で、矛盾をはらみ、変化していく
  4. 利害関係者はみなそれぞれ違う世界観を持つ
  5. 検索しただけでは問題は解決されない

ユーザーの想起する問題とそれに対しての解決方法の提示は必ずしも完全には合致しない。それはそもそもユーザーの問題自体があいまいだったり、どう解決できるのかがわからない状態(解決方法がわからない) で検索を実行することがあるからである。

ただし、その不完全さをどうとらえて設計するのかが重要であり、設計するインフォメーションアーキテクトにとっては醍醐味になるはずである。

また、この連載の話と同じタイミングで「オンラインパネルディスカッション」のほうにも参加し、投稿を開始しています。こちらは一言コメントになるので、あまり参考にならないかも知れませんが……。

ということで、こんなボクでもメディアを持つことを体験しています。

ツッコミやフィードバックのほど、よろしくです。

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