2月25日、麹町にあるKDDIウェブコミュニケーションズのビルで開催された「UXデザインについて学ぼう!」CPI Fan☆トークナイト! vol.7 に登壇しました。CPI のパートナー向け無料セミナーということで、レンタルサーバーについての紹介やパートナーどうしのディスカッションも合わせて行いました。
ボクのセッションは「UXデザインについて学ぼう!」ということでしたので、UXデザインに必要となる考え方をお話し、具体的なツールとしてのジャーニーマップ、クロスチャネルやマルチデバイスにおけるデザイン上のポイントをご紹介しました。
ちなみに、その日が最終日だという藤田さんにお会いでき、講演後には神森さんにもお会いすることができました。また、会場には「沈黙のWebマーケティング」のボーン片桐の原寸大パネルにも見守られながら行うことができました。
Presentation
ボクがはじめてIA(情報アーキテクチャ)を意識するようになったのは、ジョージ・ミラーが提唱した「マジカルナンバー7 (±2)」を論拠としたナビゲーションデザインにたいへん共感が持てたからです。人間の記憶に関することや心理について掘り下げることで、デザインの本質を理解することができ自分にも自信が持てるようになった背景があります。
また最近では、Webなどのプロダクトが如何にすばらしくても、そのプロダクトを利用するユーザー体験が必ずしもすばらしいものになるとは限りません。「Good UI は Good UX とイコールではない」ということをお話しています。
さらに、よい結果を生むためのUXデザインとは、問題発生後に迅速に対応することではなく、計画段階にあらかじめ問題を摘み取っておくことが大事だと考えます。そのための知識であり、そのために学習していくものだと思います。
そうした自分の考えや経験則を簡単にまとめたのが今回のテーマ「UXデザインについて学ぼう!」でした。いつものように3つの話に分解して進め、プロセス・シーン・レンズといったキーワードでお話しました。
プロセスは、ユーザーニーズから考えるステップが基本となり、最近ではユーザーのアクティビティを計画する際にジャーニーマップなどのアウトプットを行うことがあります。次に、ジャーニーマップから利用シーンを特定して、そのときの役割や使われ方を考えます。最後に、コンテンツの配信先には配信先の規格があり、そうした特性に合わせた提供が重要になる点をお話しました。
CPIの森下さんはじめ、西村さんや植木さんありがとうございました。
参加者の皆さんも平日の晩にも関わらずご参加いただき、ありがとうございました。
そして帰り際に、ワイヤーフレームが描けるノートをいただきました。