7/6 (金) に「UXデザインパッケージ」を企画し、ネットイヤーグループからリリースを出しました。
このパッケージはカンタンに言うと、フォームに必要事項を入力するだけで、いくつかのアウトプットを2週間後にお届けするというもので、成果物にはUXジャーニーマップやワイヤーフレームなどが含まれます。
普段、こうした成果物はプロジェクトがスタートしてから作り出すものですが、これまでの経験から言えることはその段階でのチャレンジはたいへん難しいということです。クリエイティビティは求められずプロダクト開発にしかなりません。決まった期間に決まった量をこなす工程です。これではいい提案が生まれるはずもありません。
つまり「もっと違う案を…」というのは遅すぎるわけです。したがって、プロジェクトがスタートする前にディスカッションできる材料を提供するパッケージです。そのため料金も極力抑えています。
入力フォームだけでミーティングをしないサービスにしたのも、首都圏以外をターゲットにしたかったことが理由にあります。リテラシーもあり予算もあり、提案もすべて代理店から受けているようなところは、たぶん必要ないでしょう。これから事業を計画する方々に使ってもらいたいサービスです。
実情がよくわかっている社内の人だけで議論するのには限界があります。とはいえ、他社に発注するだけの予算枠は計画段階には存在しません。予算枠があったとしても提案をお願いするための要件なんかまとめられているわけがありません。
そうした中、専門家が近くにいれば相談して済んでしまうことがあります。
このサービスのメリットは、遠方にいながらにして、要件としてまとめきれていなくても、第三者の意見を聞けるところにあります。経験則に基づいた専門的な意見(資料)を、たったの2週間で手に入れることができる画期的なサービスです。
「IAシンキング」でも触れましたが、可視化しにくい領域に価値を見出すのは、わたしたち請け負う立場からではなく、発注をする立場の方々からだと考えます。
可視化しにくい領域――創造に投資する/チャレンジをする「UXデザインパッケージ」を、ぜひお試しください。