サイト構造をダイヤグラムとアウトラインで設計している方法は「[IA] アウトラインプロセッサとダイヤグラム」で述べたとおりですが、マイクロソフトのソフトであるドローソフト「Visio」と表計算ソフト「Excel」との連携には以前から興味があります。
ポイントは、ダイヤグラムをどうアウトラインで制御してかつ管理・運営していくのか? にありますが、この連携にはそれが満たされるのではないかという漠然とした期待があります。
そこで、知人に教えてもらった興味深いサイトがあるのでご紹介。
Boxes and Arrows: Automating Diagrams with Visio
The steps to be covered in this process
- Identify and document your nodes
- For site maps, identify nodes in a content inventory, hierarchically arranged
- For flowcharts, sketch and identify shapes and connectors
- Document nodal connections
- Indicate how parent nodes explicitly link to child nodes
- Prepare text file for importing to a drawing program
- Prepare a “shapes” file in Excel or with a text editor
- Prepare a “links” file in Excel or with a text editor
- If using Excel, export files to comma- or tab-separated file (saved as .csv or .txt)
- Combine shapes and links files into one text file for importing into Visio
- Open/Import and auto-diagram
- Open the text file in Visio
- Modify the diagram
- Manipulate the diagram shapes for clarity and apply any cosmetic changes
実際にアウトライン (というか <.tsv> ファイル) を作成してVisioに取り込んだのを見せてもらいましたが、なかなかいい線いってるのではと思いました。
ということで、この件についてはもうちっと掘り下げて検証してみることにします。
もし、すでに検証した方があれば情報をお待ちしてます。
早速試してみました。
まず、テキストファイルないしExcelファイルでウェブサイトの構築するカテゴリ名や項目を書き出します。それを下記フォーマットで作成します。
Shape, Shape Name, Master Name, Shape Text, ShapeX, ShapeY, Width Height, Property
作成後、<.csv> <.csv> などで書き出しVisioで開きます。
何回か「ファイル コンバータ アド オン エラー」というアラートがでてできなかったのですが、数回試したらうまく変換することができました。
すると、解説ページにもあるとおり放射線状 (?) までいかなくてもレイアウトはかなりいいかげんなものでした。「ドチャ」って配置されたような感じ。
インスピレーションのようにダイヤグラムを「並び替え」で自動整頓できるわけでもなく、レイアウトはシコシコ手作業で調整するしかなさそうです。数ページならいざしらず何千ページのサイトだと気が遠くなりそう……。
最終結果は清潔なことに大量を必要とする図形です。箱を動かすことができ、より判読可能な図形を生産するために色で遊ぶことができます。〔略〕
もちろん、働くためにVisioがあなたを与える恐ろしい色で図形を見たくなければ、それをより体裁がよく、見るのにより楽しくすることができるところで、イラストレーターに図形および糊をコピーすることができます。
うーん。やはりダイヤグラムについては別ソフトに逃げているところがありますな。
それと期待はずれだったのが、「Excel <.csv> → Visio <.vsd>」への変換しかなく、たがいに行き来できるというわけではない点です。このへんはMLとかプラグインの類で見つかったらいいなあと思いますが、どうなんでしょう。
情報を持っている方は教えてください。