先日 (10/2 (木)) にMDN/web creatorsが主催の“デザイナーのための”イベント「Designer meets Designers」に参加してきました。4つセッションがあるうちのトップバッターだったわけですが、ウェブ系のイベントで400人規模というのは国内でも稀だと思うので、これまでにないくらいきちんと準備をしてきました。
ほかのセッションには、クロスデザインの黒須さま、ラナデザインアソシエイツの木下さま・太田さま、ユナイティアの西野さまなどが講演され、400人近くまで参加者は来られていました。詳細はブログをご覧ください。
ボクのお題は「そのサイトがそのデザインである理由」ということで、ウェブサイトがなぜそうなったのかを企画からの流れを紹介してほしいということでした。ふだんはIAの話をする機会が多いだけにもう少し企画から設計への流れを噛み砕いて紹介する感じにしました。
おおまかな流れとしては、やはり最後はデザイン実例の紹介になってしまうので、なるべく前半に考え方の中心をお話ししました。大きく前半に考え方、後半に事例紹介という具合。
- ネットイヤーグループの紹介
- ワークフローと体制
- 考え方の中心にあるもの
- 指針の重要性
- サイトコンセプト
- 表現指針
- デザイン (施策)
スライド等は会場に来ていただいた方に公開されるのでここで公開できませんが、いろいろな意味でも以前にした「プレゼンワークショップ」の成果が出せたと思います。
事前に数回リハーサルができたというのもありますが、台本を早いうちにしっかり作れたのがよかったと思います。そこからスライドをつくったわけですが、最終的には全体で約150ページくらいのスライドになってしまいました。だいたい1分1枚くらいが自分の統計では平均的なんですが、60分に対して150ページはつくりすぎでしょうな。もちろんアニメーションさせるための枚数もありますが、結局、当日の朝までスライドの調整をしていました。
改めて思ったのは、「練習すれば緊張しなくなる」です。
初歩的なことかも知れませんが、これがこれまではできていませんでした。緊張しなくなってできたことは、参加者の表情が見れたことです。そして、伝えたかったことがすべて言えたことだと思います。スライドを見ずにしゃべれたので、伝えられたのかも知れませんが、ものすごく貴重な経験が積めました。
逆に課題としては、時間が少し余ってしまったこと。そして途中の休憩 (?) ができなかったことです。途中でのどが乾くので水を飲むようにしようと思ったのですが、飲んだあとの話し始めが難しくタイミングがとりにくかったです。結局2回ほど水を飲んだのですが、そのあとは水を飲まずにずっと話したという感じです。
あと環境面で、事前に歩き回ることを言ってなかったのでピンマイクとかを用意してもらえていなかったことと、そのせいでマイクのコードが短くてあまり動けなかったこと。マイクのコードを持ちながらなので演歌歌手みたいになってしまっていました。
というわけで、参加者にアンケートをとるようにしたらしいので、その結果が楽しみです。
400人規模のイベントに参加できたことを素直にうれしく思うのと、伝えたかったことが自分の言葉で言えたことはなにより自分の自信につながりました。
ありがとうございました。