IA Thinking

つまるところ、2011年に「自分が何をしたいか」に尽きるわけですが、そのひとつとして、今年前半(2011年2月末ごろ)に自分の書籍を発売します。

書籍タイトルは「IA Thinking  (アイエー・シンキング)」です。

こちらの詳細は追ってこのブログでも案内するとして、自分の知識や経験をいくつかのカタチでアウトプットする(世の中に残す)ことは今後もし続けていきたいと思います。これまでも寄稿というのはいくつかしてきましたが、自分だけの本ははじめてになります。

ちなみに「IA Thinking」という言葉はボクの造語です。昨年のIAサミットでは「Design Thinking」というテーマが多かったと聞きますが、これに擬えています。

アウトラインは以下のような感じですが、いわゆる教科書というより、自習や演習ができるよう問題集のような本にしています。これまでしてきた一般向けの講座やセミナーでのアウトプットをまとめたような感じになります。

アウトライン

  • 第1章 IAとは
  • 第2章 情報の整理から情報設計
  • 第3章 サイトストラクチャと導線
  • 第4章 ナビゲーションと使い方
  • 第5章 ランディングページの最適化
  • 第6章 ワイヤーフレームの活用
  • 第7章 事例
  • 第8章 対談

UXやマーケティングの重要性が声高に聞こえてはいますが、どちらかというと初心に戻るという感じです。「今さら?」と思うところもあると思いますが、「その部分」に対して残しておかないと次に行けない感じがしています。

IA」という言葉は浸透してきたところもありますが、その思考力はまだまだ(全然?!)ついていないと感じることのほうが多いです。そういう意味でも、自分が次に行くための投資だと考えています。そういうふうに考えると、教育とか育成というキーワードも考えないといけない領域だと感じています。

ウィリアム・シェークスピアの好きな言葉で、

There is nothing either good or bad , but thinking makes it so.

というのがあります。日本語訳としては「良いとか悪いとか、そういうことはではなく、要は本人の考え方次第だ」というらしいのですが、その「考える」思考力がないと「良い悪い」もなくなってしまいます。これだけ人の意見が数多く見れる現代においては、自らが「考える」ことをし続けないとあらゆる波に飲まれていってしまうような気さえします。

詳細がわかり次第、いろいろなところでご紹介したいと思います。
電子書籍化も考えていますが、まずは紙の本です。

とりあえず、ボクの2011年はこの本の発売からはじまるということで。

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