“The Social Network” is Cool

ということで、映画「ソーシャル・ネットワーク」を観て来ました。個人的には、いろいろな意味で好きなほうだと思います。

この映画は、世界最大のソーシャル・ネットワーク・サービス (SNS)「Facebook」の誕生をめぐる人間ドラマを描いた内容で、訴訟を軸に過去を振り返るようなストーリー展開でした。いろいろ考えてみたことを誰それに負けじと (なぞ) 書いてみます。それと関連する情報をいろいろと拾ったのでそれもつけておきます。

監督が「セブン」「ベンジャミン・バトン」で有名なデビッド・フィンチャー監督で、脚本が「シンドラーのリスト」などのアーロン・ソーキンということで、早くも今年のオスカー最有力作品になっているようです。サントラは「ナイン・インチ・ネイルズ」のトレント・レズナーで幽玄的な音で不安定なノイズが特長らしく、もうすでにiTunesからダウンロードできますね。

個人的な感想

2003年からストーリーが始まるわけですが、まだ7年前のことでFacebook自体も目の前にあることを考えると、この延長線上に今があり現在進行形という事実に驚きます。そしてそこからbillionaire (億万長者) になったことを考えるとこのスピード感が強烈だということがわかります。

ちなみに、この何十年も前に奇才スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツのパーソナル・コンピュータの攻防戦 (?) があったわけですが、「アイデア」「盗む」というキーワードはその映画「バトル・オブ ・シリコンバレー」と「ソーシャル・ネットワーク」でも共通に思えました。

盗む」と書くとかなりネガティブに見えてしまうのですが、それも「競争のうち」ということなんでしょうか。「バトル・オブ・シリコンバレー」でのビル・ゲイツ役の印象と今回の映画のマーク・ザッカーバーグ役の印象はそれほど違いを感じませんでした。そういう意味でも「マーク・ザッカーバーグは次のビル・ゲイツだ」ということなんでしょうかね。

アイデアを創造する」と「創造を形にする」と「形を使う」という具合にタイプが分かれると考えればスッキリするのでしょうか。

そんなことを考えながら、人の欲求に向き合いそれを直接的にかつ最大限に引き出すことを考えている様は (大きな声では言えないけども) 何か忘れていたアプローチなような気がしてなりませんでした。人間的な部分では、最後の昔好きだった人に友達申請をしてリロードを繰り返しているシーンは哀愁漂う感じでよかったです。

反対に、個人的に訴訟自体があまり身近になかったことや大学のクラブやドラッグあたりも米国で暮らしたことがない自分には現実味がありませんでした。

関連する情報

ちなみに、この映画の主人公であるマーク・ザッカーバーグ本人はこの映画に対して「現実と同じなのは衣装だけ」と語っています。

また、出てくる台詞はインターネットの専門用語然り経営についての用語などもたくさん出てくるので、下記のサイトで予習しておくとわかりやすいと思います。

このポスターについても「The Man Who Fell To Earth (地球に落ちてきた男)」を模したデザインだそうです。

The Man Who Fell To Earth
The Man Who Fell To Earth

そして、個人的にも気になったのがナップスターの創設者ショーン・パーカーのその後です。調べてみたところ、音楽ストリーミングサービス「Spotify」に投資をして米国進出を目指しているそうです。

書籍「THE ACCIDENTAL BILLIONAIRES」でショーン・パーカーは次のような熱いことを語っています。

シリコンバレーではビジネスではなく、戦争が起きている。そこで生き残るには、大学の教室でビジネスについて教えてくれるようなことをやっていてはダメだ。高校時代にナップスターを創業したから、そもそも、ショーンは大学にさえ行っていない。ビル・ゲイツだってハーバード大学を中退した。学校に行ったからといって、ここシリコンバレーで成功するというわけではない。時に、ダッフルバッグをひとつだけ背負い、ノートパソコンを手にして、ここシリコンバレーに来た者が成功してきたのだ

このあたり書籍のレビューを読んでいると、映画の内容とシンクロするので面白いですな。

最後に、前述のように、本書は創業者ザッカーバーグではなく、裏切られた親友サヴェリンの視点から主に語られているのには理由がある。筆者も明らかにしているように、本書の執筆に際しサヴェリンからは協力を得られたものの、ザッカーバーグには取材に応じてもらえなかったためだ。

ということだそうな。こちらも納得できますね。

映画の前日 (?) くらいに発売された「フェイスブック 若き天才の野望」という書籍も合わせて観ると理解が深まるかも知れませんね。

最後に、映画のエンドロールに翻訳監修として山田進太郎氏とTechDoll.jp三橋ゆか里さんの名前が表示されたのもなんだかうれしかったです。

2 Comments

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映画「ソーシャル・ネットワーク」、ゴールデン・グローブ賞の最優秀作品賞を含む4部門受賞 http://bit.ly/gzI0N6 のようです。次はアカデミー賞ですかね。

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