自治体の行政サービス情報を利用者視点で標準化・オープン化
Web関連11社が「OpenUMプロジェクト」を結成
ウェブ協会の講演がキッカケで自治体サイトをレビューする機会がありメニューの不揃いやコンテンツの未整備の状況を目の当たりにし、標準化やフレームワークについての必要性を感じました。
そんなときに、NPO法人アスコエのUM (※ユニバーサル・メニュー(R)) の取り組みを知り、書籍「自治体Webサイトはなぜ使いにくいのか?」も読ませてもらい、代表の安井さんにアポイントをとりお会いすることができました。
参照: ユニバーサルメニューによる利用者視点の自治体サイトの実現(NPO団体アスコエ)
そもそも渋谷界隈がビットバレーと呼ばれていたときに、弊社の佐々木と安井さんとは面識もあったようで、実際にオープン化の取り組みを進めているとのことでしたので、参加させていただくことになりました。
1つは、現在のWebサイトにおける「品質」と、それらを構築している我々の「品質」の向上が目的です。また、UMで取り決めている範囲がいわゆる情報アーキテクチャの範囲と重なり、これまでネットイヤーグループで経験してきた知識や経験則が役に立つと思いました。
最近になって特に思うのは、そういった品質を向上させるためには「教育」と「フレームワーク」だと考えています。そういう意味では今回の取り組みはそのフレームワークにあたり、これをオープン化にしていこうと考えています。
今後は、規格やライセンス(クリエイティブ・コモンズ)なども含め実際に(自治体が)導入しやすくできるような取り組みにして、より付加価値の高い部分にフォーカスするような環境づくりにつながれば考えています。また、海外の行政サービスなども比較調査をするので、グローバルな動きにまで発展していければいいと思います。
とりあえず、3月末までの動きについてまた進捗があれば各所で公開して進めようと思います。
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ネットイヤーグループからもリリースを出しています。
自治体の行政サービス情報を利用者視点で標準化・オープン化を目指す「OpenUMプロジェクト」に参加
http://www.netyear.net/news/press/20110201.html
インフォメーションアーキテクトの視点を活かし、便利で使いやすい情報環境へ