WFH live stream setup 👨🏻‍💻

ほんの数カ月前まで「ワークショップ」といえばリアルでしかありえないと思っていたほうですが、COVID-19 の影響により一気にオンラインワークショップの必要性を感じることが増えてきました。

ビフォー・コロナ時代に開発した『MaaS x Card』も、御多分に洩れずオンラインワークショップというカタチを取り入れて計画しているところです。その計画の背景として、「WFH」の環境整備をしたので整理しておこうと思います。

※「WFT」とは、Work From Home の略語で、家で働くこと、を指す英語です。 つまり、在宅勤務のことです。


一眼カメラをウェブカムに

まず、ボク自身が完全テレワークになったこともあり、オンライン会議用にウェブカム環境を構築することにしました。ざっと以下のような構成です。

  • ソフトは、Camera Live + Cam Twist で一眼カメラをウェブカム化し、ウェブ会議システム(Zoom / Google Meet / MS Teams など)に出力。

実は、ここに至るまで試行錯誤を繰り返したので、そのせいでずいぶんと調べたり勉強することができました。主な問題は2つありました。

  • HDMI キャプチャデバイス接続と HDMI パススルー問題
  • USB-C 接続による電磁波干渉の問題

ボクと同じように、このあたりで困っている方は案外多いんじゃないかとも思ったりします。


iPad を書画カメラ(OHP)に

自身を写す一眼カメラのほかに、手元を写すカメラを iPad Pro で実現しました。

いわゆる書画カメラ(OHP)風にしたかったので、アーム「Lomicall タブレット用アームスタンド」を用いて、カメラを下向きに吊るして撮影できるようにしています。

  • iPad Pro に「EpocCam HD」アプリをインストールし撮影。
  • Mac 側で「EpocCam Webcam Viewer」を開いて 「OBS Studio」でキャプチャして表示。
  • iPad Pro は USB-C で Mac mini に接続。

※「OHP」とは、オーバー・ヘッド・プロジェクタの略。透明フィルムに書かれた文字・図表などをスクリーンに投影する装置。講演会・発表会などで使用される。


ライブ配信を「OBS」集約型に

いわゆる、オーディオ・インターフェース(YAMAHA AG03 など)やビデオミキサー/スイッチャー(Blackmagic Design Atem Mini Pro など)を初めから導入していたらこんな苦労はしなかっただろうと思うわけですが、コロナ禍で価格も高騰し入手できない状態でもあったため、ソフトでできる範囲は OBS Studio に集約して配信できるようにしました。

単体でのライブ配信の場合

  • Camera Live + Cam Twist から OBS Studio を経由して、ライブ配信先のストリームキーを取得して配信。

会議体のライブ配信の場合

  • Camera Live + Cam Twist からウェブ会議システムを開き、OBS Studio でキャプチャして、ライブ配信先のストリームキーを取得して配信。
  • Zoom であれば、直接 Youtube Live や Facebook Live への配信が可能。そのため OBS Studio 経由でなくても配信可。

とまあ、こういう具合に、いろいろ試行錯誤しながらではありますが、環境は整備できてきたと思うので、備忘録としてまとめておきます。

これを読んでる方でもし「ココはこのほうがいいよ!」的なご意見等あればぜひください。


つづき「HDMI or USB-C Connected TYPE」を書いたのでこちらも合わせてお読みください。

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