WebSig1日学校2011 – 未来のあなたとWebを変える1日

Websig 1日学校2011」に参加してきました。昨年参加できたなかったこともあり、今回はどんなイベントになるのか告知されてから気になっていました。個人的にもモデレーターの方々とは面識があるので、事前にお話を聞いたりさせていただきました。

テーマが「今後のキャリア」に関するものが多かったこともり、自分自身の考えと比べたかったこともあり、「フロントエンドエンジニア」クラスで申し込みました (趣旨と違っていたらゴメンナサイです)。自分自身は「UXデザイナー」というタイトルですので、デザイナーやディレクタークラスに申し込むべきだったかも知れませんが……。

八王子のデジタルハリウッド大学という立地 (会場・アクセス) ですので、まずは遠かった。そして体育館には扇風機しかないので暑かった。予想以上に快晴だったこともあり、遠い昔を思い出すような感覚で夏の学校を体験できました。Instagramからいくつか写真を撮ったのでTwitterから見ることができます (写真: Recent images by @bookslope)。

カレーもうまかったし、レッドブルガールもいたし、体育の先生や保健の先生などコスプレもあり、リスまで登場したし、楽しく過ごすことができました。スタッフのみなさん本当にお疲れさまでした。

[Websig 1日学校2011] デジタルハリウッド八王子キャンパス
デジタルハリウッド八王子キャンパス
[Websig 1日学校2011] 授業風景
授業風景
[Websig 1日学校2011] ワールドカフェ風景
ワールドカフェ風景

参加してみた授業の感想

感想はそれぞれの授業ごとにありますが、いくつか書き留めておこうと思います。

まず、「キャリア」というテーマだと、どうしても自分の話になると思うんです。「わたしはこうでした」「わたしはこう考えます」という具合に。それはそれで別にいいんですが、ボクは業界とか社会という側面で考えた場合に、そうするため・そうなるための「教育や環境」という側面もあるといいと思いました。

また、フリーランスの方の視点と企業 (組織) にいる方の視点とでもかなり違うところがあるので、前提としてどちらかを明示的に分けるクラス分けでもよかったのかなと思いました。

もちろん自分が参加していない授業でそうした視点があったかも知れませんので、あくまで自分が参加した授業を通しての感想です。ちなみに自分が参加したのは、下記の授業でした。

仕事を通じて社会に提供している価値

最後のワールドカフェ (風?) なグループワークでは「仕事を通じて社会に提供している価値」というテーマでしたが、いくつかのポイントをその場でまとめることができたので、ついでに絵にしてみました。

[Websig 1日学校2011] 仕事を通じて社会に提供している価値
仕事を通じて社会に提供している価値

つまり、我々は〈カタチをつくる〉ことによって〈社会を豊か〉にし、その結果〈人々をハッピーにする〉という図式です。当たり前ではあるのですが、いろいろな方々の意見がこの手段と社会的な結果と個人(情緒)的な結果に分けられたので、そのように整理してみました。また、〈カタチ〉はこの場合は〈Web〉になるわけですが、カタチをつくるほかにもカタチにすることも含まれている感じです。

ただそれだけだとほかの業界や業種にも当てはまるので、Webの業界だから言えることを考えたところ、「ハッピーにする」ほかにあった「成長に貢献する」ことでも言えますが、「圧倒的なスピードで加速させていること」「尋常なないくらいな広がりをみせていること」が言えると思います。また、「なぜそれだけ情報を提供する必要があるのか」という問には「信頼」というのもありました。ボクはこの議論を最後まで続けられませんでしたが、「平和」につながるキーワードだったんじゃないかと帰りの電車で思ったくらいです。

あなたが考える「デザイナー」ってどんなイメージですか?

カタチにするという話では、ヤスヒサくんからの問い「あなたが考える「デザイナー」ってどんなイメージですか?」でも考えたことが当てはまると思うのですが――

デザイナーとは「創造できる人」だと思っています。
創造できる人とは、潜在的な事象を顕在化できること、顕在化したものを具現化できることだと思っています。

潜在的な事象を顕在化することとは、顧客やユーザーが意識していない・意識できていない課題を見つけることを指しています。顕在化したものを具現化することは、その見つかった課題を解決することを指しています。課題にはさまざまあると思います。「売上が上がらない」「操作がしにくい」など。こうしたことはある事象のもとに判断していますので、その判断ができることも創造力の1つだと思います。単純な数字を見て「これはこういうことだ」と考えること〈仮説力〉にも通じる解釈だと思います。

また、具現化することはカタチにすることを指しています。「プロジェクト計画を立てる」ということも含まれますし「ビルを建てる」ことも「料理する」ことも含まれます。

とりわけ、自分自身で考えてみると、前者の〈潜在的な事象を顕在化すること〉が仕事の大半を占めていることに気づきます。最終的には、Webサイトというカタチになったり、今後のマイルストーンというカタチになっているような気がします。その流れを線でとらえるとヤスヒサくんのプレゼン「デザイン視点のコミュニケーション術」にもあった「プロセスへの参加」ということにつながるのかも知れません。

最後に「明日からできる一歩」は自分としては「知らない人に声をかけること」にしました。TwitterやFacebookでフォローしている人が増えている中、リアルでそうしたことができない性格なので、少しでもいろいろな方々をお話をしていくことが自分の成長にもつながるのかなと思いました。

最近は話す方が多い中で、こうしてほかの方のお話を聞く機会に出会えて新鮮でした。

今回のイベントに参加したことで「Websig 1日学校2011」というデザインプロセスに参加できたのかな、と思います。ありがとうございました。そして関係者の皆さん・参加された皆さん本当にお疲れさまでした。

来年も参加したいと思います。

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