2016年は、漢字一文字で表すと「続」が当てはまる一年でした。なにか継続して取り組んでいる、そんな姿勢の表れが端々に出ていた一年だったかと思います。本の出版も然り仕事も然りで、毎日続けること、継続する取り組みをいくつかできたのではないかと思います。
ブログ
2015年個人ブログで15本書いていましたが、2016年は個人ブログの投稿8本、会社ブログ5本、メディア1本なので少なかったですね。そのうち、もっとも多く「いいね!」をもらったのは以下のエントリーでした。来年はもっと多く書こうと思います。
あとは、「g.o.a.t ブログ」で自由律短歌や俳句を写真と合わせて書き綴ることにチャレンジし、日常の出来事を「LINEブログ」に書いたりしてみました。
講演
2015年34本でしたが、今回はその倍にあたる62本だったようです。毎月5本以上なので毎週末(それ以上)やってたことになりますね (汗)。はじめて訪れた場所(長野・甲府・神戸・松山・沖縄などなど)にもお呼びいただき、とても充実した旅ができたのも印象的です。たまにお会いする方に「今どちらにおられるんですか?」と聞かれるくらいでした。
内容のほとんどは書籍『IA/UXプラクティス』の発売がキッカケでしたので、同じ地域(名古屋や大阪)に何度もお邪魔させていただくこともありました。ありがとうございました。
- CSS Nite(After Dark 含む)
- 宣伝会議(3つの講座)
- HCD-Net 関西、Xデザイン学校
- WCAN 2016 Winter
- JEITA ソフトウェアエンジニアリング技術ワークショップ 2016
執筆
専門メディアサイト「Markezine」の連載を書くことができました。また2年前に絶版になった書籍のリベンジとして3月に単著『IA/UXプラクティス』を発売することができました。そして年内最後の12月には共著『UX x Biz Book』を発売することができました。年に本2冊も出せたことは自分としても驚きです。ありがとうございます。
- IA/UXプラクティス: モバイル情報アーキテクチャとUXデザイン
- UX x Biz Book: 顧客志向のビジネス・アプローチとしてのUXデザイン
- UI/UX改善に効くワークショップを行う方法とは? – Markezine
仕事
組織変更もあり、チームで熱海旅行をしたのが新鮮でしたね。楽しかったです。仕事内容といえば、営業・企画にシフトした年になりました。2016年はじめに取得した「Service Design Sprints」のマスターを取得したことで、社内研修プログラムの充実も図り、会社主催のワークショップイベントも企画から講演をすることができ、プロジェクトでも勉強会に加えワークショップをいくつか実施することができ、内外ともにワークショップをやりまくった一年になりました。監修したツール「UX Recipe」の共有機能をリリースしたことが遠い昔に思えます。
- 某保険のメディア開発に参加
- 某メーカーのグローバルサイト案件に参加
- 某金融サービスの開発に参加
- 某保険の新規サービス開発プロジェクトに参加
- UXツール「UX Recipe」共有機能のアップデート
- NPS x カスタマージャーニーマップ活用セミナー(企画・講演)
プライベート
「懐古」そんなテーマがある一年でした。学生のとき憧れていたグラフィックデザイナーの三木健氏の個展で直接お話することができました。5月に「iPad Pro」と「Apple Pencil」を購入したのですが、それで絵を描く楽しさを再発見することができました。やはり絵を描くことが好きなんだと。それに輪をかけて「iPhone 7 Plus」を購入したおかげで、写真を撮ることも多かった一年でした。
そのキッカケでもないのですが、大切なイラストレーターだった親友を亡くしたことも大きな出来事です。京都で訃報を聞いたときには講演で京都にいたのでそのまま告別式までいたのを思い出します。彼女の絵を描くことに対する想いを受け継ぐカタチで、iPad で絵を書いていたような気がします。
家族で行ったことといえば、狂言で野村萬斎、落語で立川談春など古典芸能を堪能した機会も多かったと思います。そもそも自分はそういうものが好きなんだ、そう思えることが多かったです。時間を見つけてはライブに行ったりとかもしました。最近であれば、竹原ピストルですし、ひょんなことから華原朋美と直接お話もできたし、ベビーメタルのライブに参加したりしました。そういえばドラクエ展に行ったのも今年ですね。
映画・テレビ番組
何と言っても大河ドラマ「真田丸」一色だったと思います。なので長野県に講演に行った際には、上田城に行ったりとかもしました。「龍馬伝」に次ぐ大変すばらしい大河ドラマだったと思います。
映画では「君の名は」はもちろんですが、その前にあった「シン・ゴジラ」これはもう一度観たいですね。細かな演出は庵野監督そのものでした。そして極めつけは先日上映された「ローグ・ワン(スターウォーズ)」ですね。なんといってもエピソード4に続くストーリーだけに興奮が未だに覚めません。
あと個人的には、舞台挨拶に遭遇したロマンポルノ「ジムノペディに乱れる」を見れたこと、竹原ピストルも出てる「永い言い訳」を見たことは印象に残っています。あと、忘れてはいけないのに「スティーブ・ジョブズ」もありました。
- 真田丸
- 君の名は
- シン・ゴジラ
- ローグ・ワン(スターウォーズ)
- ジムノペディに乱れる
- 永い言い訳
- スティーブ・ジョブズ
読書
読書は、本を購入しても「Kindle」で見つけては買ってしまうことがありました。人の歴史やストーリーがやっぱり好きなようで、そういった書籍を見つけてはコッソリ読んでいました。とくに、海外の著者の翻訳版を多く読んでいるようで、自己啓発も含めいろいろと刺激をもらいました。
- シンプルに考える
- ダントツにすごい人になる
- スティーブ・ジョブズ 無謀な男が真のリーダーになるまで(上・下)
- インクルージョン思考
- サーチ・インサイド・ユアセルフ
- Think Simple
- HARD THINGS
仕事関連では、「〈インターネット〉の次に来るもの」や「未来を築くデザインの思想」など思想にフォーカスした内容の本が多かったように思います。
- 〈インターネット〉の次に来るもの
- デザインの伝え方
- Web制作者のためのUXデザインをはじめる本
- 未来を築くデザインの思想
- デザインスプリント
- ストーリーマッピングからはじめよう
漫画だと「センゴク権兵衛」そして先日最終話だった「スティーブス」があります。
2017年
テーマは「奇」でいこうと考えています。
これまでの単純な積み重ねではなく、新しい動きをする、これまでにないことをする、もうこれに尽きるかと思います。これまで皆さんにいただいた機会を次のステップにつなげるよう動くことを考えています。
見えている活動としては、アレやコレや言うというよりも「自分の考えていることをアウトプットし続ける」「新しいことにチャレンジし続ける」これを増やすということを念頭に取り組んでいこうと思います。
最後に、竹原ピストルの歌詞を引用しておきます。
何が本当の自分探しだよ。
もうとっくに見つけているじゃないか。
見つけた本当の自分の無様さから逃げようとしているだけの
無様な本当の自分を、とっくに見つけているじゃないか。
2017年、よろしくお願いします。
Image by 富士山を望む